カメラ初心者におくる知っておくべき名カメラマン、見ておくべき写真集

第12回『前田真三賞』を女性として初受賞・米美知子│カメラ初心者におくる知っておくべき名カメラマン、見ておくべき写真集

米美知子(よね みちこ)さんは、自然や風景をモチーフとした撮影を続けるネイチャー写真家です。1967年、東京都生まれ。1996年に独学で写真を始めました。 2001年から、ネイチャー系のフォトコンテストへの応募を開始。2002年に月刊『日本フォトコンテスト』のネイチャーフォトの部『月例年度賞』で第5位になると、2003年には、月刊『日本フォトコンテスト』のネイチャーフォトの部『月例年度賞』で第1位に輝きました。この受賞は最年少で、過去最高得点となりました。

■第12回『前田真三賞』を女性として初受賞

2004年には写真事務所を開設し、フリー写真家として活動を開始。同年に、第12回『前田真三賞』を女性として初めて受賞しました。『前田真三賞』とは、風景写真界の第一人者として、その発展に尽力した前田真三氏の業績を称え創設された、風景写真の新人賞です。 米美知子さんは、表情豊かな森に魅せられ、精力的に日本の自然美を撮り続けながら、セミナーや写真教室の講師としても活躍しています。日本写真家協会(JPS)や、日本写真協会(PSJ)の会員でもあります。

■ネイチャーフォト界で確固たる地位を築く

日本の自然と色彩美を独創的な視点で表現する米美知子さんの言葉に、「ネイチャーフォトは宝探し」という名言がありあます。そんな米美知子さんの代表作に、風景写真集の三部作『光の音色』(2006年)、『青い森話』(2005年)、『水のゆくえ』(2009年)があります。2009年~2011年初めまではフィルムでの作品掲載がメインでしたが、その後はデジタルカメラでの撮影が主となっています。 ほかにも2010年に、日本の森が創り上げる美しい情景の数々を収録した写真集『森に流れる時間』を発売。2016年発売の『日本の自然美を撮る』は、北海道から西表島まで、ほぼ日本列島を網羅した作品集。写真とカメラの月刊誌『カメラマン』の誌面で連載中の特別企画『米 美知子 傑作選』を一冊にまとめたものです。 また2017年には、日本が世界に誇る「桜」に注目し、南から北まで、全国各地の美しい桜の情景を一冊にまとめた『桜もよう』を発売しました。 写真集だけでなく、風景撮影をする人に向けた本も発表しています。2008年には写真展やコンテストに出品するのに「タイトルが浮かばなくて…」という多くの人が抱える悩みを解消する本『もっと写真が生きる! もっと写真が楽しくなる! 米 美知子の 素敵なタイトルの付け方』をリリース。 さらに2010年には、美しい作品の数々と米美知子さん流の撮影テクニックを惜しみなく掲載したノウハウ本『米美知子の自然風景撮影術 情景探し』を発売しました。

■写真誌寄稿、写真展、TV出演など幅広く活躍

米美知子さんは、写真家としてカメラ雑誌『CAPA』や『フォトコン』、『日本カメラ』、『アサヒカメラ デジタルカメラマガジン』、『フォトテクニックデジタル』などへの寄稿や、企業カレンダーやカタログを多数手がけています。2007年には、綾乃ひびきさんのCD『こころ音(ね)1』、『こころ音(ね)2』のジャケットを担当。キヤノンギャラリーSや富士フォトサロンなどでの写真展、講演会やトークショーを多数開催しています。 また県展や企業主催コンテスト、写真雑誌のコンテストでの審査員や、写真教室『米 美知子写真教室』や通信教室『ワイ.ワン フォトアカデミー』の主宰、写真教室『キヤノンEOS学園』や『ペンタックスファミリー』では講師を務めています。 ほかにもテレビ出演や、米美知子さんが監修したバックパックタイプのカメラバッグ『真剣勝負バックパック』を限定発売するなど、幅広く活動しています。米美知子さんの写真事務所では、写真集作品やギャラリーで展示している写真の販売も行っています。 米美知子さんはTwitterやInstagramなどのSNSをしていないため、活動状況やブログは、米美知子さんの公式サイトでチェックすることができます。